SWスピンオフを見たり骨延長怖かったり

スターウォーズのスピンオフ「アンドー」

見た。各地で傑作と評価されていたので、本当かぁ?と疑念に思いながら見たけども、これがなかなか面白かった。

物語の詳細は他に任せるとして、今作は逃亡編、強盗編、脱獄編、最終章といくつかのパートに分かれている。この中でも脱獄編が異常に記憶に残った。

近年みた脱獄の中では屈指の脱獄だったかもしれない。刑務所内の描写も良かったし、脱獄に至るまでの準備や流れも非常に良かった。

帝国側が用意している刑務所ということもあって、1984のような共産主義的な絶望感を良く表現できていた。そこからの脱獄にはとても希望が感じられた。

強盗編もそこそこ良かったし、最終章付近もかなり良かった。スターウォーズというよりは、スパイものの本格ドラマといった空気感が全体に漂っていて、硬派な作りだった。

オビ・ワンとボバ・フェットが微妙なできだったので、ディズニーには面白いものを作る力が無いのかと期待していなかったのに、まさかのアンドーで面白いものを作ってくるとは意表をつかれた。

来年にはマンダロリアンのシーズン3も来るので、当分はディズニーに楽しまさせて貰うことになりそう。

骨延長

ネット上で最近、骨延長で失敗した人の話題をちょくちょく見かける。こんなものは見たってあまり良いことではないんだけども、なんでそうなってしまったのか非常に疑問だったので詳しく調べてしまった。

そもそも骨延長手術なんて、誰がどう見てもヤバい代物だ。めちゃくちゃ痛いらしい。その上、成功したとしても術後は運動機能がそこまで戻らないことも多いらしい。しかも大金がかかる。なぜそんなことをするのか。

自分は身長が低くないから骨延長手術をしようと思う人に対して共感はできない。それもあり、モチベーションの源泉がどこにあるのかかなり不思議だった。

一時期のオウム真理教事件の研究に近いのかもしれない。なぜ人はオウム真理教なんていうインチキな宗教に入信してしまうのか。それと同様に、なぜ人が危険な骨延長なんてものに挑むのかが不思議だった。

色々と調べていると、段々とモチベーションの源泉が見えてきた。なんやかんやで成功している人たちがSNS上で可視化されているというのと、身長というものに対するイメージがエコーチェンバー的に増強されていってしまう仕組みにありそうだった。

年収という概念にも近いかもしれない。年収に異常に拘る人が居るが、それと同様に、身長というものに異常に拘るようになってしまうと、人は最終的に骨延長手術という選択をする。

異常に拘るようになる理由はもちろんSNSにありそうだ。この辺は憶測でしかないのであまり断定はできないが、少なくない影響がありそうだと感じられた。

最近みた中では、『赤もみじの道程』でのパン屋の状態がそれに近いのかもしれない。成功という幻想のイメージを頭で膨らませすぎてしまった末路というか。

共通項を無理矢理に見つけようと思うと、やはり他者と比較をした末路という気がする。世の中には絵のことで悩み自殺してしまうような絵師もいる。そうやって追い詰められすぎると人は傍から見るととんでもない行動をしだす。

その対象が身長だった場合には骨延長手術、芸人としての成功だった場合にはネタへの異常なダメ出しと努力、年収だった場合には情報商材や詐欺行為、その他色々。

こういったものは今の時代であれば、ほとんど考えない方がちょうどよいのかもしれない。なぜならSNSがあるからだ。何も考えないと意識したとしても、ネットから様々な情報が入ってくる。

もし自分が低身長だった場合には、今回の骨延長の情報も自分には強く響いていたかもしれない。そういった情報の流入経路が無数にありすぎる。

じゃあどうしたら良いのかといったら、まあどうしようもないなという気はしている。ただやりたいように生きれば良いんじゃないだろうか。それができないからみんな困っているのだ。

やる気は無い

最近は特に積極的に何かをやろうという気にならない。この日記も「もっと毎日書こう」と書きつつ何も書いてない。こうして日々は過ぎていく。

純粋に身体が重いなぁという気はしている。仕事も身体がダルいし、何かをしようとする意欲が湧いてこない。単純に外出していなさすぎるのかもしれない。

引きこもっているとやはり身体と精神に悪い。とはいっても煙草を買う機会も減ったし、ラーメン屋は混んでいるので、あまり外に行く機会が生まれない。

その上、自分から外に行こうという気になれない。どうにも自分は物事を楽しむという感覚が失われている気がする。誰かとどこかへ行っても楽しめるという気がしない。

さすがに30を過ぎると「楽しい」みたいな感覚が失われるのかな? もしくは知的好奇心みたいなものが薄れていっているのかも。

なんだか摩耗していっている感覚がある。何をしてもつまらないし、趣味は生まれない。

まぁ、無理矢理にでも行動していかないと何も生まれないんだろうな。